感想 - 2009 Week4 Seattle@Indianapolis
意外と言えば意外。



兄者の4連続300y突破は今回が初めてらしいです。2004年の5試合連続4TDとか8試合連続3TDとか派手な記録を残していた頃にそれくらいやっているかと思ってたんですが、

ということでSEA戦は34-17、それも点差以上に完璧な内容で快勝しました。

プレイ内容には本当に文句をつけるところがありません。強いてケチをつけるとしたら、いざというときオフェンスはゲームコントロールを出来るのか、と疑問に感じたくらい。
ハーフタイム間際で「若いQBならFG蹴らせたけどね、Peytonなら大丈夫だから。」と残り15秒タイムアウトなしから2回エンドゾーンに投げさせ、TDを奪いました。これがCaldwellのゲームプランならそれでOKですが、兄者に口が出せないならちょっと問題です。
後半戦、ほぼ試合が決まった後もパスを多投していましたが、兄者に遠慮したならそれはそれで問題。INDの場合、下手に時間をつぶすよりも7点取る方が向いているということをCaldwell的にも感じていて、Caldwellのゲームプランとして3Qならまだ(ディープにも)投げさせるという判断をしたのかもしれませんが、もう少しゲームコントロールを目指して欲しいところではあります。

オフェンス。
特に1stドライブは一種の理想形でした。Pierre Garconへのディープもあり、Addaiへのダンプパスもあり、でつないでいき最後は5連続ランで押し込みました。最後のTDとなったDonald Brownのドローの時はミスディレクションも効いてましたが、しっかりOLが相手DLをコントロールしていました。
Pierre Garconはこのドライブでの25yレシーブ、そしてあとのドライブで35yレシーブ。どちらのレシーブも一対一のマークを突破し、ちょっと難しい球に対してしっかりキャッチをしました。シーズンここまで10回207yと平均20yを超えており、ビッグプレイメイカーであることを見せ続けています。Brandon Stokely、その後Marvin Harrisonが怪我して以来不足していた奥の脅威を取り戻しています。兄者のパスy/アテンプトがここまで9.8y/アテンプト(2000年のSTL級)という数字になっているのに、大いに貢献しています
一方Austin Collieも6キャッチで貢献。こちらは主にWayneやClarkが縦に引っ張った後のアンダーニースの攻め役で、レシーバーとしてはTEっぽい使われかたなわけですが、TEに比べればRACが期待できます。Clarkが縦にマークを引っ張ったところにインで入り込んできてレシーブし、Wayneのブロックを活かして1stダウンを取ったプレイはいい形でした。初TDはコーナールートで相手マークをわずかに振りきり、ぎりぎりのところに落とされたパスをしっかりキャッチしました。マンカバーを読んで「コーナーに走れ!」と指示を出した上でピンポイントに投げた兄者がすごいのですが、それに対してきっちりとルートを走り、取ったCollieもいい仕事をしたと言えるでしょう。もっともこのプレイ、SEAは3-0-8くらいで最初からエンドゾーンに8人くらい入れておけば、タイムアウトもない中で兄者もリスクを取らなかったと思うんですけどね。
Sがエース二人を消せば基本的にGarconとCollieのどちらかは一対一になりますし、その一対一で計算が立つようになってきたのは大きいです。Peter Kingによると兄者の信頼を得るには4年はかかるそうですがw、GarconとCollieの成長とそれに伴うパスパターンの充実は先が楽しみですね。
こういった話ができるのも、OLのパスプロが万全だったからで、4人のレシーバーがリリースした上で、Addaiもチェック後すぐにリリースするような形で5人プロテクトになることが多かったにも関わらずManningへのプレッシャーはほぼありませんでした。いい仕事をしています。
Kyle DeVanとMike Pollakのローテーションは継続してました。DeVanもスピードがあるようには見えないんですが、ハンドテクニックがしっかりしてるのか、相手をうまくコントロールしたパスプロをします。この競争の中で尻に火がついたPollakの成長とDeVanの経験を積むことの成長の相乗効果が出れば、デプス的にもかなり安心できます。

ディフェンス。
SEAのプレイコールにはミスディレクションが少なかったようで、守備が非常に速い反応で守れていました。最初にJulius Jonesのランを立て続けに止めたところでSEAのプランは壊れたと言ってよいでしょう。大抵は3rdアンドロングが残る形で、Seneca Wallaceのパッシング能力から見ても今期で一番安心してみていられる試合でした。Seneca Wallaceはそこまでせんでもってくらいロールアウトしまくってましたが、その状態でもしっかり奥をカバーしてビッグプレイを許さずに守りきりました。
Julius JonesのランはLBの速い反応で止めました。MIAなんかと比べると、OLのブロックの連携がとれておらず、これという意図が感じられないプレイが多かった印象ですが、DL陣もブロックを外してしっかりランを止めましたし、LB陣もいい反応で走路を塞いでました。DLを内に押し込んで外に回すようなランに対しても、早いペネトレートと反応、確実なタックルで対応しており、怪我につながることはありませんでした。「Speed Kills.」とDungyなら言うかもしれません。Seneca Wallaceがもうちょっと積極的に走ってきたらそれはそれで脅威になった可能性はありますが、SEAの掲示板をざっと眺めた感じではこれ以上のQBの怪我を恐れたSEA首脳陣が走らないよう指示を出してたみたいですね。
LB Jordan Sennも結構プレイタイムをもらっていいプレイをしてたように見えたんですが、Chad Simpsonと入れ替わりでカットされたようです。SennはPhillip Wheelerよりプレイタイム多いので、不思議と言えば不思議。
パスについてはそれなりに通されてはいますが、奥をしっかりケアしていたのかディープへのトライ自体がほとんどなく、Seneca Wallaceのパスも不安定でしたから不安はほとんどありませんでした。Tim Jenningsがやや狙われ気味で目立ちましたが、手前に通されることは多くとも奥に投げられた時は対応していましたからまあ十分でしょう。T.J. Houshmandzedehにはかなり通されていますが、まあミドルまでしか通させなかったことでよしとすべきでしょうか。
Dwight FreeneyとRobert Mathisは常に相手の脅威となっており、サック以外にも数多くのSEAのフォルススタートやホールディングを誘発しています。DLではそれ以外にもEric Fosterもナイスペネトレイトを見せていました。今シーズンは結構存在感を見せていると思います。その反則とランストップにより3rdダウンは長い距離が残ることが多く、確実にドライブを切っていました。

スペシャルチーム。
Pat McAfeeのキックオフは安定していますね。ただ本業のパンターとしてはイマイチな出来でしたので、もう一頑張り。カバーチームは1個ちょっと危ない場面もありましたが、概ねいい出来でした。

相手が怪我人満載のSEAだったこともありますが、ほぼ完璧な内容で勝ちました。次のTENはこちらの手の内をよく知っているやりにくい相手ですが、勝ってバイと行きたいものです。
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by captain_harbaugh | 2009-10-07 21:56 | Game Summary
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