感想 - 2010 Wildcard Round NewYork Jets@Indianapolis
ほぼ出せる力は出した試合でしたが



見返していると不満も出てきたり。

オフェンス。
一応、ハーフ間際の1本を除いて、後半5ドライブのうち4つは得点に結び付けてはいるのですが、やや保守的に過ぎたかな、と思いました。全般的にNYJはショートパスをしっかり止める、という印象が強かったのですが、それに対して決めうちクイックタイミングのパスが多かったです。昨年のNYJ相手ならこれで正解だったと思うのですが、、、
ブリッツが少なめでカバー人数がいるところにクイックタイミングで投げてもそうはゲインできません。ひょっとしたら、時間を稼いでもレシーバーがフリーになるようにプレイが展開しない、そこまでWhiteとTammeは鍛えられなかったと考えていたのかもしれません。それでも、すべてをそうしろとはいいませんが、もう少しじっくりとポケット内で粘って、パンプフェイクなどもいれ、ミドルからディープを狙うようなことをしてもよかったかと思います。ディープといえるのはGarconに投げた3本ほど、空中で10yを越すパスもかなり少なかったです。NYJのブリッツは少なめで、パスプロは結構もっていただけに。特に序盤はCromartie相手にGarconが何度かタテに抜いてただけに、クイックタイミングで放らずに我慢すれば違う展開もあったかもしれません。
それでもラストドライブの止まる前、WhiteへのWRスクリーンなんかは完全にブリッツの逆へのプレイで出るはずのプレイだったんだよなあ、、、Whiteにもう少し運動能力があれば。あれがGarconだったら。Kyle Devanがプレイ展開を感じてBart Scottを外にブロックしてれば。と、まあ色々タラレバを言いたい部分もあったり。
ランについては数字上は27回93yとまずまずですが、基本的には計算できないと感じながら見てました。Bart Scottに大暴れされたのを筆頭に、ブロックのどこかは崩れてることが多かったと思います。特に誰ということはなく、満遍なく漏らす時は漏らしていたかと。3rdダウンで6DBでフロント減らしたパーソネル相手ではドローが出ましたが、ガチでぶつかったときは計算できなかった印象です。
全体として、オフェンスはNYJのプランに乗っかってしまったのではないかなあ、と感じています。ただ、同時に今のレシーバー陣でWayneが膝の怪我+Revisのマークで消えると、得意のオプションルートなども使えず、難しいところはあったかと思います。

ディフェンス。
前半はSanchezの不調もあり、完璧にNYJを抑えましたが、後半はランを中心とした攻めで崩されました。Antonio Johnsonの不在もありますが、あえて前半はランを控えたNYJのプランにもやられたかもしれません。昨年のプレイオフでは、NYJは前半でほぼすべてを出し尽くして後半出涸らしになったので、あえてランを少なめにして後半にとっておいたのかもしれません。前半はラン13回に対してSanchezが19回投げていますが、何気にこのランは前半から平均5.7y出ています。ただそこはSanchezに投げさせて、後半に力を温存した面があるかと。そしてオフェンスの保守化を導きつつ、後半になってINDディフェンスを崩してきたのかな、と。まあSanchezの球の浮きっぷりにBrian Schottenheimerがあきらめただけかもしれませんが。
それでも、大筋ではディフェンスは求められる仕事をしたと思います。後半のドライブではかなりばてていたと思いますが、残り4分半からのドライブは断ち切り、Taj Smithの反則にもめげずに再度きりました。まあ、パスカバー的にはどっちもNYJのミスがなければクリアされてたとはいえ(爆)、3rdアンドロングを作らないことにははじまらないところでしっかりロングを作り、パスを強いたわけですし。
ただ、ここでNYJのパスがなんだかな状態だったので最後のドライブで逆に有効な対策をたてられなかったのかも。Laceyは完全にBraylon Edwardsとミスマッチになってしまっており、ラストドライブ最初のプレイは10y以上のクッション、2回目のプレイはクッションなくして完全にぶち抜かれ(このときEdwardsに投げられてたらその時点でほぼ終わってた)、ランをはさんでEdwardsに一対一を通されました。まあ、だからといってそこだけに絞ってどうこうというわけにもいかなかったのかな、と。4WRでBetheaもインサイドレシーバーのマンカバーしてましたし、Hamlinを極端な位置においたらSantonio Holmesを狙われただけでしょう。
ちなみに最後のEdwardsへのパスですが、Caldwellはタイムアウトとってスナップ数を増やしたかった(ネガティブプレイを強いたかった)と言っているようですが、普通にカバー、普通にラッシュしててどう見ても乾坤一擲の勝負に行ったプレイではありません。その辺が首脳陣の意図不明なんだよなあ。ちなみにこのタイムアウトが逆にNYJオフェンスのじっくり相談したプレイにつながり、Edwardsへのパスに結びついたのは前記事のリンクのとおりと思われます。

スペシャルチーム。
最後のキックオフリターンではJerry Hughesがいい位置にいながらタックルさえ出来ずにCromartieを逃しました。Hughesが突っ立ってる横を抜かれてNate Triplettが交わされた後はもう駆け上がられるのみですね。ほかはMcAfeeのパントもかなりひどく、この試合はリターン抜きの平均で40y切ってます。NYJのP Weatherfordもぎりぎりでタッチバックにしてしまっていたため、大きな問題にはなりませんでしたが。
リターンは当然のように出ませんし、Vinatieri神以外はかなりの惨状でした。怪我続出のしわ寄せが思いっきり行ってるというエクスキューズはあるものの。

コンサバなのが単に悪かったのかはわかりません。とにかくターンオーバーからチャンスを作らせず、ロングドライブを強いることが重要という考えももちろんあります。結局私も負けたからこう書いてるだけであって、最後のリターンを抑えて勝ってれば「しっかり我慢して大きなミスなく勝ちに結びつけた」という感想になっていたでしょう。

結論:勝負事は紙一重。

ただ、Caldwellのタイムマネジメントだけはかけらも信用しない。
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by captain_harbaugh | 2011-01-10 22:22 | Game Summary
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