観戦記- 2007甲子園ボウル 関西学院大学 vs.日本大学
めちゃくちゃ遅くなって思いっきり時期をはずした気もしますが、一応甲子園ボウルの観戦記を書いておきます。

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写真は最後の勝負!



正直、日大のことはまったく知らないに近い状態でした。スタッツで観るとQBのパス成功率が高く、法政をうっちゃってきたことからもオフェンスチームなのかと思ってました。しかし目の前で見えたのはその予想とかなり異なる試合でした。

観客は大入り。特に関学側は満員。試合開始1時間前に行ったのに関学側バックスタンドは既に満員で、ゴールライン近くにしか座れませんでした。しかしここは最後の最後に特等席と変わりましたw。

前半戦。
ぱっと見でも、日大の選手が関学の選手よりずっと大柄に見えました。最初は「白ジャージのせいかも」とか思ったのですが、スクリメージにセットするとやはり明らかに日大の方が大きいw。そして実際にプレイが始まると、見た目どおりにパワー面で日大が圧倒しました。

日大一本目。日大はいきなり12メンをしでかし、ランは出たもののそれが効いて3アンドアウト。ここでQBの#12平本を見てて、どうも落ち着きないなあ、本当に70%の成功率のQBなのか?と思っていたら実は控えだったようです。後半はよくなっていきましたが、前半はかなり一杯一杯だったように見えました。しかもパントがシャンク。日大のパントは関学のパントとはかなり安定感の差があり、これは結構じわりと効いたと思います。

関学一本目。日大のDLでかいw。なんか高校生と大学生という感じの体格差に見えます。QB三原は今日もなかなか好調でパスを通していくものの、RACが出ません。パスは捕らせても、その瞬間に確実にしとめます。特に印象的だったのが、関西の大学を翻弄してきた、守備を散らしてからのショベルパスを止めたプレイ。DLがすばらしい反応で捕った瞬間にしとめました。かなりラッシュかけてるのに、抜群の反応です。結局パントに追い込まれるものの、パントはきっちりインサイド10に。

日大二本目は苦しい位置から。ここで強力な日大OLが素晴らしいブロック!あっという間に二列目までをふっとばし、RB #21金の前に花道が開けます。まさにトラックでも通れそうな穴wを悠々突破し、一気に20yくらいゲイン。最後はQB平本がサックを食らって止まるものの、日大ランの脅威は十分に感じられました。パントはインサイド20に。

関学二本目。ランはさっぱり出ない、完全に日大DLの力勝ち。本当に日大ディフェンスは印象的で、DLが強くて4メンラッシュがかかる上に、カバー陣もパスは通されてもRACは絶対出させない。正直これだけ日大のディフェンスがいいとは思ってませんでした。それでも三原はショートパスを通し続けるものの、なかなかドライブを完結できません。またもパント、インサイド10に落とします。

日大三本目。やはりパスが不安定。そして3rdダウン、ここでRB金のビッグプレイ!変哲のないショートパスを受けてから、スピードを落とさないカットであれよあれよとエンドゾーンへ!80y超のスーパーランアフターキャッチで日大先制、7-0!
個人的には「この#21、Joseph Addaiっぽい!」とか思いながら見てました。なんか安定感のあるカットでタックルをうまく外して確実にゲインする上、NE戦のAddaiのような独走まで見せてくれるしw。

関学三本目。やはりショートパスからのRACは出ない。しかし三原がゾーンの切れ目に通し、一瞬マークが外れたところで通して進める。関学は#85秋山を筆頭にターゲットが揃ってるのも大きい。そしてコツコツと進め、最後は押し込んでTD,同点7-7!いい試合です。

日大四本目。またランで大穴あいて、一気に進みます。しかし、ここで#12がしでかす!完全にオフターゲットのパスを投げてしまい、INT!

関学四本目。ランは止まり、RAC狙いのパスは止まり、あっという間にパント。
「こりゃRACは出ねえ、三原にもう少し奥に投げさせろー」
と無責任な観客はディスカッションw。

しかしこの直後、また平本のパスコントロールが乱れてINT!続く関学ドライブは、敵陣20からの大チャンス。FGは確実。しかしRACは出させない。そしてDE #91榎本がものすごいペネトレイトでランがロス!この榎本、この後何気に結構パスカバーとかもこなしてて「すげえ!」と思ったんですが、あとで映像見返したらそのシーンが見つからないので勘違いかも。ちなみに一年生なので結構将来楽しみ。ということで結局FG、10-7関学リード。

日大六本目。パスは二連続INTの後だけに厳しい感じ。オープンレシーバーも見えてない感じ。それでもやはりランは出る。ほとんどランだけで60yくらいドライブ、FGを決めて10-10、同点。

関学六本目。やはり日大のプレッシャーがきつく、止まったところでハーフタイム。

ここまでを見ていた感じでは、日大ディフェンスがとにかく印象的。ただオフェンスの方はランが出てるものの決め手に欠け、最後は決め手のある関学の方が若干有利かなーなどと思ってました。テレビで見返すとそんな感じはしませんでしたがw。予想と違うディフェンスマッチだけど楽しいな、などと話してたら後半がらりと様相が変わります。

後半開始。関学七本目。またも三原がサックを食らう、プレッシャーはかかったまま。ランも出ない。それでも三原がある程度通していって進めるものの、最後はパント。

一方返しの日大七本目、ランが止まって3アンドアウト、膠着状態が続きます。

関学八本目。ここで状況が変わります。QB三原のランを本格的に使用開始。三原自ら走り、状況を打開します。しかし、最後ゴール前2yからの3rdダウンは日大が踏ん張り、FG止まり。13-10。

日大八本目。ここでディープ一発投げた!完全にDBがマークしてるところに投げ込み、これはINTと思ったらWR松林がもぎとってビッグゲイン!ちょっとびっくり。このビッグゲインを活かして、最後はQBキープからTD!日大再々逆転17-13。ドライブは関学の方が安定感があり、ビッグプレイは日大の方が多いという感じです。

関学九本目。三原が走る、三原が走る。いやゲインは取れてるんだけどそれでいいのか。三原壊れたら関学終わりだぞ、、、と不安に思う自分をよそに、着実なゲインを重ねていきます。そして最後は「らしい」スローバックで少しマークが外れたところをWR榊原がRACで持ち込んでTD、関学再々々逆転20-17!

ここで3Q終了、そして怒涛の4Q突入。

日大九本目、ここは落球なんかもあってあっさりパント。

関学十本目、徐々にランが出だします。三原のキープも使いまくり。だからいいのかよw、ってまあいいんだろうなあ。そしてここまでまったく出なかったRB稲毛へのピッチなんかも出だします。そして最後はエンドゾーンコーナーのWRに通してTD、、、と思ったらインコンプリート判定。えええええええええ!どう見ても一回確保、倒れる間際にかき出されただけだろ!関学側観客席、大ブーイング。しかし、ここでまったく関学は動揺せず、さっと次のプレイを決めてゴール前で1stダウン、最後は押し込んでTD!ここの冷静さは凄いと思いました。これで27-17、モメンタムが関学に行った感じでセーフティリードか?と一瞬思いました。

しかし、ここでRB金がキックオフリターンTD!!!あっという間に27-24、そしてモメンタムを一気に日大に取り戻します!

関学十一本目。日大が3rdダウン1からのIフォーメーションからのランをがっつり止める!3アンドアウトでパント。雲行きが怪しい。しかしパントはきっちりインサイド10へ。

日大十一本目。いきなりWR #23秋山へロングボムーーーーー!!!通ったああああ!!一発で94yTD、日大再々々々逆転31-27!ほんの数分前まで関学セーフティリード?とか思ってた自分の立場はw。あっという間の逆転劇。

残り時間は7分ちょっと。あせらずとも逆転はできる時間。そしていきなりWR秋山へディープ一発、一気に敵陣!やられたらやり返すw。そしてその後今度はWR岸にミドル、そしてそこからエンドゾーンまで走ってTD!!!関学再々々々々逆転、34-31!日大のタックルが遅れるシーンが目立ちだしました。さすがにばててきたか?

残り時間は6分ちょっと。これもあせらずとも逆転はできる時間。堅いパスプロの中、大分安定してきたパスを通していきます。OLをびろんと広げた体型からのダイレクトスナップなど、スペシャルプレイも繰り出し進みます。そして、敵陣33y、勝負どころの3rdダウン。QB平本キープからWR秋山へ、見事なリバーーーーーーース!一気にTD!日大再々々々々々逆転、38-34!!

残り4分あります。まだまだあせらずとも逆転はできる時間w。しかし4点差だからTD取らなければならない点差です。三原が着実にパスを通して進みます。しかし敵陣40y辺りで4thダウン、残り3分、当然ギャンブル。そしてここでプレイアクション!自分も日大も完全に引っかかりました、1stダウン更新!そして敵陣20yの3rdダウンもダイブでクリア(オフサイドもあったけど)、さらにオープンランが出て、敵陣4yで1stダウン獲得!残り1分!
1stダウン、まず三原がスクランブル!しかしゴール前ぎりぎりでアウトオブバウンズに出され、残り10インチ。これは日大はタイムアウト取って、さっさと関学にTDを取らせるべきか?とも思いました。
まず2ndダウン、QBスニーク!ぎりぎり止まったらしいが、同時にオフサイド。ペナルティでハーフディスタンス進み、残り5インチ。
もう一度2ndダウン、QBスニーク!入ったようにも見えたけど、ぎりぎり止まったとの判定。正直ビデオリプレイを要求したい。残り12秒まで回し、3rdダウンと4thダウンだけの時間を残してタイムアウト。泣いても笑っても後2プレイ。
3rdダウン、残り2インチ。QBスニーク!止まった、、、って本当に入ってないのかよ!!!!一瞬ゴールライン通過してるだろ、と思うのですが、、、ビデオリプレイがないのが本当に残念。
そして最後の勝負、4thダウン残り1インチ。ゴールライン超えたら絶対見逃すまい、と双眼鏡を覗き込む。ここでIフォーメーションに変わった。ここでプレイアクションとかやっちゃうのか?いずれにしても最後の勝負。、、、ハンドオフ、ダイブ、超えたあああああああああああああああああああ!!!!!!関学再々々々々々々逆転、41-38!!!!!

そのまま試合終了、関学41-38日大。

これだけ燃える最後の一分はそうはないでしょう。最後の1yを巡っての4度の攻防は燃えるという言葉では足りないくらい。さっさと取らせてしまえ、というのが小賢しい計算にしか感じない、素晴らしい粘りでした。

自分が甲子園ボウル見出してから3年、毎年いい試合なんですが今年は特に凄い試合でした。初めて関西の勝利も見れましたw。
正直ライスボウルの松下相手はフィジカル・身体能力面でかなり苦しそうですが、関学には頑張ってもらいたいものです。
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by captain_harbaugh | 2007-12-28 23:22 | Other
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