人気ブログランキング | 話題のタグを見る
Dungy引退
まず一言ありがとう、そしてお疲れ様。

HC Tony Dungyがコーチ業からの引退を発表しました。
実績面でも勝率.668(INDでは.759)、戦術面でもTampa2の開発という大きな功績がありますが、何より怒鳴り声を上げずともその人徳でチームをコントロールできる数少ないHCでした。今後は規定路線どおり、現アシスタントコーチHCのJim Caldwellが後任になります。

以下Dungyの引退会見より。

「神の祝福を受け、3年間選手として、28年間コーチとしてNFLにいることができた。この31年間は本当に、本当に素晴らしかった。このキャリアを送ることができたことを神に感謝したい。この31年間のキャリアは何物にも代えがたいし、ここで過ごした7年間についても何物にも代えがたい。本当に特別で、本当に素晴らしい時間だった。ほとんどの人が得ることがかなわないような、夢のような時間だった。(この3年間引退を考えてきたが)今が正しい時期なのだと、安らかにそう思う。」

「まず、私を正しく育ててくれ、人への接し方を教えてくれた父と母に感謝したい。これは自分の人生で学んできた中でももっとも重要なことだ。そしてもっとも信頼できる人であり、カウンセラーであり、最高の友である妻(Lauren)に感謝したい。指導してくれた高校と大学、そしてChuck Noll、Marty Schottenheimer、Dennis Green、Bill Walshといったコーチたちに感謝したい。そして自分にヘッドコーチの道を開いてくれたMalcolm Glazer(タンパオーナー)に感謝したい。」

「そしてコルツで過ごしたこの7年間はかつて想像したどんな想像よりも素晴らしいものだった。Jim Irsayがいて、彼が作ってきた組織があって、そしてこの会見場にいる素晴らしい人たちがいてくれた、、、将来ここでの時間を思い出したとき、これは物凄く特別な時間だったんだ、と思い出すだろう。フリーエージェントがあり、年ごとの変化もあったが、一緒にやってきたこの7年間を振り返った時、皆があれは特別な時間だったと思い出すだろう。」

「自分が遺していく最大のものは(成績よりも)それをどう成し遂げたかということだと思う。今日選手達と話をしたが、ほとんどの選手は過去にフィールドでなにをしてきたか、という話はしなかった。これは私にとって、とても重要なことだ。Jim Irsayが私を採用した時に言ったのは、『地域とかかわりを持ち、IndianapolisとIndiana州をコルツカントリーにする必要がある』ということだった。そして我々はそれを果たせたと思う。部分的な貢献ではあるが、私は選手達がコミュニティにしっかりつながり、子供達の見本となる手助けをしてきた。自分がコルツに遺せるものはそういったことだと思うし、(選手達と)フィールドの話はほとんどしなかったよ。」

「(スーパーボウルを一回しか勝てなかったのは残念だったという気持ちはあるが、)人はいつでももっと勝てたかもしれない、と思うものだ。でもいつでも勝てるわけではないことがわかるくらいには、自分はフットボールの歴史を知っている。もっとうまくやれば、(スーパーボウルを)あと数勝できただろう、と人は思うものだ。でももっとフットボールに時間をかけたらもっと勝てた、とは思わない。私は自分にできることはすべてやったし、コーチ達も選手達もできることはすべてやってきたと思っている。そして神は我々に一つの勝利をくださったし、それは多くの人が得られるより一つ多い勝利だ。」

「(コーチングスタッフについて)我々は素晴らしい絆を作り上げてきた。皆が同じ一つの同じ目標に向かって、正しい方法で勝とうと努力してきた。7年間素晴らしいスタッフに恵まれてきた。神は同じビジョンを持つ人、素晴らしい選手達、素晴らしいリーダーをもたらしてくれた。おかげで7年間、ずっと一つの目標に向かって邁進することができた。だからこの仕事は本当に楽しかった。」

「(SD戦後)妻と話し合って、ただ今がその時だと感じた。勝ち続けてるときにやめるのは簡単なことじゃない。勝つのは本当に楽しいからね。でも、今この道を降りることでできることがあると思った。もう少し家庭にいる責任があると思うし、もっと家族と持つ時間を増やしたいし、我々の国をよくしていきたいと思った。まだ具体的に何をするというのはわからないが、そんなことができれば、と思っている。」

「希望としては、自分にとっての出発点であるタンパで二つ目のスーパーを取って引退したいと思ってた。でもそうはいかなかった。SD戦の後は『これじゃ終われない、引退できない』とまず思った。でも妻と話して、(息子)Jordanの手術のためにニューヨークに旅した後は気持ちはクリアだった。今がその時だ、と思った。」

こちらからもよき日々に感謝を。そしてDungyのこれからの人生に幸多からんことを。
by captain_harbaugh | 2009-01-13 23:03 | Colts News
<< STコーチ交代 感想 - 2008 Wildc... >>