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2008年ドラフト1巡 - Donald Brown - RB
長らくさぼってましたが、ドラフト指名選手のメモをぼちぼち書いておきます。

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大学:Conneticut
出身:New Jersey州Atlantic Highlands
身長:5-10 3/8(178cm)
体重:210ポンド(95kg)
生年月日:1987年4月11日(22歳)

コンバイン成績:
40y走: 4.51秒
垂直跳び : 41.5 インチ
幅跳び : 10フィート5インチ
3コーン : 6.93秒
20yシャトル: 4.1秒
60yシャトル: 11.3秒

プロデイ成績:
225ポンドベンチプレス:17回

大学時代は通算698キャリーで4032y33TD、平均5.8yという数字を残しています。特に2008年シーズンは367回2187y, 平均6.0yの素晴らしい活躍で、Big Eastの最優秀攻撃選手に選ばれています。

走りの特徴として、あらゆるサイトに評価されているのが我慢強さで、ブロッカーが穴を開けるのを辛抱強く待つことが出来ます。そして開くと見るや、素晴らしい加速で穴に突っ込んでいきます。この穴を見つけるビジョンと、そのホールを突く際の加速力が最大の持ち味でしょう。ゴーまで遅い割には力強いというほど力強くはないようですが、重心は低く、ボディバランスもなかなかよさげです。
アウトサイドランも得意としているドラフトサイトもありますが、ビデオを見ると加速力は素晴らしいもののトップスピードはさほどでもない感じなので、外まくりのような使い方よりはタックル間に突っ込ませる方が活きるタイプでしょう。外に行くときも縦を常に意識している感じで、横に流れてスピードでまくりにかかるよりは前に突っ込む意識があるように見えます。パスもしっかり捕れ、RACの脅威もあるとのこと。大学時代はレシーバーの位置にセットすることもあったようです。

弱点として、ブロックにやや不安がある点が指摘されています。1バック3WRが多いINDですから、ブロックは安定して欲しいところです。
また、力強さに欠ける点も指摘されていますが、そもそも走りのスタイルから見ても1ヤードを確実に取るというタイプではありません。首脳陣もショートヤード要員とは考えていないでしょう。そういう意味では、3rdアンド1を更新できないINDの持病に対しては、あまり効果的ではない指名とも言えます。ショートヤード要員についてはキャンプで競争ということになるでしょう。Mike Hartが治れば適役になりそうなんですが。

努力家で性格がしっかりとした選手であることも評価されており、高校生アスリート相手にリーダーシップについての講義なども行っています。
「インディアナポリスでも同じような活動を続けたい」とBrown。

Donald Brownのインタビューより:
「コルツが僕に興味をもってるとはドラフト当日まで知らなかった。でも当日コルツから、『インディアナポリス・コルツだ。コルツの一員になる準備はできてるか?』と聞かれたときは『もちろん』と答えたよ。」
「NFL入りはずっと僕の目標だった。長い旅だった。僕にとってもっとも大事な存在(家族)と一緒にここにいられることを誇りに思う。」
「Tiki Barberの大ファンなんだ。(ドラフト15日前にTikiに会って)彼からは多くのことを教えてもらった。大学とプロの違い、体の手入れの仕方、彼が何をしてどんなトレーニングをしてきたか、NFLでの生き方を。とても多くのものを得たよ。」

Bill Polian:
「我々はDominic Rhodesを失った。彼はその代わりになる。彼はボールを捕れて、ブロックも出来る。」
「我々の考えでは、彼は残っていた中でベストの選手だ。面白いことに、(ドラフト1巡は)ほぼ予想通りに行ったよ。」
「彼はゲームブレーカーだ。彼はあらゆる方法でボールを運ぶことが出来る。」

Jim Caldwell:
「彼は私に会った時、まず週末のミニキャンプの予定とプレイブックについて聞いてきた。彼は我々が共に仕事をしたいと思うような性格をしているよ。」

Rhodesの置き換えと言うならRhodesの再契約の方が安くついたんじゃね?とか、ベストの選手と思うのはPolianがオフェンススキルポジション偏重評価してるんじゃね?とか、指名時には思うこともありましたが、ビデオを見てるとBrownはいいランナーだと思います。確実に31位でARIが指名と言われていましたし、リーチということもないでしょう。OLがBrownが走れるだけの穴を開けられるかという不安やショートヤードの不安はあるものの、Addaiの負荷軽減かつ競争を産む意味でランニングゲーム改善には寄与するでしょう。これまでオフェンススキルポジションのドラ1を当てまくってきたPolianの神通力が健在であることを期待します。

バージニア大戦のビデオ


バッファロー大戦のビデオ

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by captain_harbaugh | 2009-05-22 00:33 | Colts Draftee
Tom MooreとHoward Muddが正式に引退
年金問題で引退の噂が出ていたOC Tom MooreとOLコーチHoward Muddが正式に引退届けを出しました。Bill Polianから、OCはClyde Crystensen, OLコーチはPete Metzelaarsが後を継ぐことも発表されています。

年金問題についてはいまだによくわからないことが多いんですが、内部留保が金融危機で目減りした結果、年金機構がほぼ強制的にバイアウトオプションを執行する(前回書いた一括支給をなくする)という話になっているようです。年金機構は基本的にリーグから独立しているためか、あまりチームレベルではコントロールが効かないようです。また、基本的にリーグ・チームが年金に金を出すのを躊躇しているという状況もあり、今回のINDの2名以外にも、NFL全体で他の高齢コーチがこれから多数引退するんじゃないかとも言われています。

MooreとMuddは98年のPolian就任・兄者指名と併せてINDのコーチに就任しました。その前からRBコーチを務めているGene Hueyを含めて評価が高かったコーチで、Dungy就任時にも留任して11年間に渡ってINDオフェンスを作ってきました。INDオフェンスはその11年間のうち8シーズンはリーグ5位以内という成績を残しています。兄者筆頭にスキルポジションのタレントが充実していたのも確かですが、Mooreはそのタレントを活かしたプレイを作りこみ、Muddはドラフト中位・下位で指名したOLを鍛え上げて概ね安定したOLを作ってきました。力勝負に弱い面はあったものの、安定して強いオフェンスを作り上げてくれました。

OC後任のClyde Crystensenは2002年以降はINDでWRコーチを務めていますが、Reggie Wayneが着実に成長していったことへの貢献度は高いのではないかと思います。元々はTony Dungyがタンパから連れて来た人材で、タンパ時代は2001年シーズンに1年だけOCを務めています。その時はオフェンス26位で、スタッツから見るとMike AlstottのパワーランとKeyshawn Johnsonへのショートパスを中心としたボールコントロールオフェンスを指向してたように見えます。ただこれは当時のタンパディフェンスを考えての戦略という可能性が高いですし、実際のところどんなオフェンス哲学をもっているかはよくわかりません。まあ、さすがにこれからプレイブックを大きく置き換えることはないでしょうし、基本的にはワンバック・3WRor2TEを継続するでしょう。

OLコーチ後任のPete Metzelaarsは2002年まで高校でOC、2003年にはNFLEのBarcelona Dragonsで攻撃アシスタント、そして2004年からINDでオフェンスクオリティコーチを務めています。元々NFLで16年間プレイしたTEで、BUFの4連覇時代のメンバーでもあるので、Bill Polianの人脈で採用したコーチと思います。昨年はMuddのアシスタントしてOLアシスタントコーチ兼務になりました。この時点でMudd引退の際には後継者となる路線だったかと思います。
プレイヤーとしてはTEで、OLコーチとしては一年アシスタントで修行したという段階です。昨シーズンはOLを建て直しきれなかったところがありますし、OLコーチとして成功経験と言えるほどのものはありません。昨年だけでどれくらい吸収できたかはわかりません。昨年OLアシスタントに据えたということはクオリティコーチ時代からMuddのやり方をしっかり勉強していたから、ということならいいのですが。

基本的にこれまでの路線は継続すると思いますが、オフェンスのメインスタッフが代わった影響は徐々に出てくるでしょう。それをいい方に変えてしまうくらいの活躍を期待します。

Tom MooreとHoward Muddは長いことお疲れ様でした。
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by captain_harbaugh | 2009-05-17 01:08 | Colts News
Tom MooreとHoward Muddに引退の噂
最近の不況を受け、リーグが年金制度を変更しようとしている影響でTom MooreとHoward Muddが引退する意向と噂されています。現在辞めれば年金が満額支給されるのですが、あと一年仕事をした場合は受給額が減る影響で、支給額に一年分のサラリー以上の差がでるという話もあります。Muddは今シーズン後引退する意向だったという話もあり(ソースBob Kravitz)、もしそれなら働いた方が収入が減るということになりますから、早めの引退という選択をするのは理にはかないます。

今年のオーナー会議で年金制度の運用を各チームで変更していいという取り決めになりました。それを受けてこれまでにすでに9チームが年金制度を変更する決定を下しているらしいです。ちなみにこの変更というのは、今までは一括払いで年金を受け取れたのに対し、これからは年額$○支給という一般的な年金制度にしようというもののようです。このような変更をした場合、少なくともすぐに受け取れる額は大幅に減ることが予想されるので、それを嫌がるのはわからなくはありません。

ただ、コルツはここまでは年金制度の変更はしていません。記事によると年金の先行きに不透明感を感じているのが理由となっているんですが、この辺を明確化できない理由でもあるのかがわかりません。契約をはっきりさせて、来年オフまで年金制度を変更しないという形で不透明感をなくせば両者の引きとめも可能な気はするんですが、何かしら縛りがあるのかもしれません。裏技として、一回コーチを辞任してもらって、(年金を受け取ってから)コンサルタントとして雇いなおすという手があるという話も出ています。

どうも不透明感から出た憶測が混じっているようで、本当にMooreとMuddが引退するという結末になるかはなんとも言えません。両者共に高齢ですし(Muddは昨年も一時期膝の手術で離脱していました)、禅譲の準備はしてたと思いますが、もし本当に引退となればやはりダメージになるでしょう。特にMuddはOL陣から大いなる信頼を得ていますし、OL建て直しが目標となっている今、離脱されると痛いです。もしこのまま引退ということになった場合、Mooreの後釜はWRコーチClyde Christensen, Muddの後釜はOLアシスタントコーチのPete Metzelaarsと言われています。
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by captain_harbaugh | 2009-05-08 23:34 | Colts News
Ed Johnson再契約
INDはDT Ed Johnsonと再契約を結びました。詳細は明らかにされていませんが、おそらくミニマムの一年契約かと思います。

Johnsonは昨シーズンマリファナ保持で逮捕された後、すぐにチームポリシー違反ということで解雇されました。それがここに来て再契約を結んだということは、チームから見て禊が済んだと言うことでしょう。ヘッドコーチがTony DungyからJim Caldwellに代わったことも影響しているかもしれません。Caldwellの実体はまだ掴みきれないのですが、外れフラグである「単純に甘いプレイヤーズコーチ」でないことを祈ります。

「昨年、彼はチームのルールを明確に破った。我々は個別の事情を見ながらチームのルールを適用するが、その事情を見て判断した結果として解雇した。復帰についても同様に、個別の事情とルールを照らし合わせて判断した。」
「彼は今回の(解雇の)ことで学んでいて、我々の要求にかなう選手になったと感じている。」
とJim Caldwell。

Ed Johnsonの方も
「昨年迷惑をかけた皆に謝りたい。この失敗からたくさんのことを学んだよ。組織、チームメイト、ファンのみんなの信頼を取り戻したい。」
と、殊勝なコメントを残しています。即解雇という厳しい処置を経てますから、現時点では上っ面だけでなくこう思っていると感じます。ただIND入団後一年は何も起こさず、二年目に油断が出たと思われる経緯からして、この気持ちを持続できるかが課題でしょう。Johnson自身のセルフコントロールとJim Caldwellのコントロール能力が問われます。

これでDTにはEd Johnsonとドラ2 Fili Moala, そしてドラ4 Terrance Taylorと3人が加わる形になりました。タイプ的にもそれぞれ異なる形で貢献できそうですし、Johnsonが真面目にフットボールに取り組んで一昨年のように働けるなら、昨年に比べて大きな向上となります。
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by captain_harbaugh | 2009-05-07 00:21 | Colts News
Freddy Keiaho&ルーキーFAたちと契約
RFAでテンダーオファーをせずにUFAとなっていたLB Freddy Keiahoと再契約を結びました。契約の詳細は明らかにされていないですが、経緯を踏まえればミニマムテンダー以下の一年契約ということになりそうです。ドラフトでLB指名がなかったところで予想はしていた動きですが、かなりすんなりと決まりました。

それにしてもKeiahoの業界評価は低いようですね、、、私は二年前の開幕戦でKeiahoに惚れたので評価が高いのですが、スピード不足と看做されてるのかもしれません。

これでHaglerとKeiahoと、二人の実績のあるデプスを確保できました。基本的に昨年と同じメンバーで臨めますし、怪我が続出しない限りは回していけそうです。

また、以下のルーキーFAと契約を結びました。

DT Pat Kuntz (Notre Dame) 6-2/285
大学時代は3-4のDEをプレイし、昨年は3.5サック。一歩目が速く、クイックネスがあるタイプですが、数値上のタイプなどは平凡。基本的にペネトレイターのようですし、Keyunta Dawsonに挑む形になるでしょう。モヒカン。

OT/OG Cornelius Lewis (Tenn St.) 6-3/336
結構評価が高く、下位指名は十分にありえると言われていた選手です。カレッジでは破壊的なランブロッカーとして活躍した、素材型の選手です。機動力にやや欠け、フットワークは怪しく、プロではOGと言われていますが、パワフルなランブロッカーのようです。その一方で努力不足、教えられたことを身につけず素材だけでプレイしている、オフフィールドの問題があるといった形で精神面の方が懸念されています。

DT Adrian Grady - (Louisville) 6-1/298
力強く相手を押し込むブルラッシャータイプ。サイズよりも力強く、運動能力には欠けるものの、よく動く選手のようです。ただ怪我が若干多い模様。Eric Fosterに挑む形になるでしょうか。

LB Tyrell Sales (Penn State) 6-2/231
やや細身と言われていますが、40y 4.58のスピードを持ちます。ペンステートで鍛えられたからかタックルは確実なようですし、TE/RBをカバーできるだけのまずまずのクイックネスもあるという評価。密集やパスラッシュは苦手で、相手を待ち過ぎてアグレッシブさにかけるとも言われていますが、カバー2には合ったタイプっぽいです。スピードをスペシャルチームでも活かせれば、LBデプス争いには絡んでくるかと。

LB Ramon Humbler (NDSU) 5-11/222
ほとんど情報がありませんが、サイズは小型。基本的にはスペシャルチームでの活躍に活路を見出すことになるかと思います。

P Tim Masthay (Kentucky) 6-1/198
昨年のSECナンバーワンパンターで、アベレージ45.6yを記録。キャッチ力がすぐれていて、ミススナップにもうまく適応するとか。ただカレッジ通算で8ブロックを食らっているのは気になるところです。Pat McAfee, Mike DragosavichとP争いをすることになります。

WR John Matthews (San Diego) 6-0/197
クイックネスがあり、キャッチも確実といわれています。San DiegoはDiv I-AAですが(2年前までJim Harbaughがコーチしてました)、その中で102キャッチ1478y, 21TDを記録。出場11試合の全試合でTDを記録しました。40y 4.52のようで、スピードよりはクイックネスが勝ってるタイプ。はまれば次代のWes Welkerと言っているサイトもありました。Roy HallやPierre Garconに挑むことになります。

OT/OG Tom Pestock (NW Missouri) 6-6/296
機動力があり(40y 5.04)、力強さもあるラインマンのようです。身長の割には体重がありませんから、その辺でバランスがあまりよくないところもある模様。Cornelius Lewis, Jaimie Thomasと外側OLの控えの座を争うことになります。

TE/FB Colin Cloherty, (Brown) 6-2/237
FB兼務型TE。確実なルートランを見せ、キャッチもしっかりしているとか。ただブロック力はアイビーリーグでもやや足りないレベルだったようで、FBをさせられる選手ではなさそう。FBの文字を見たときは期待したのですが。

CB/S Brandon Harrison (Michigan) 5-9/205
プロデイでは40y 4.40で走り、スピードがあるところを見せた選手です。CB/S兼務の選手ですが、2008年はSをプレイしていたようです。4年間で3回守備コーディネータが変わり、ポジションも戦術も変わりまくったのが成長を阻害したという話もあり。ロスターに残るにはスペシャルチームでの貢献が必要でしょう。

今年は10人と例年よりかなり少ないです。他チームを見てもルーキーFAは少ない模様。プレシーズンでのロスター枠制限がきつくなっている影響もあるでしょうが、今年の新人は層が薄いと言われている辺りも影響しているかもしれません。それでもチャンスはありそうな選手が結構いますし、頑張って欲しいです。
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by captain_harbaugh | 2009-05-01 13:16 | Colts News