見返してみました。
結構しんどいけど。 やはりキーになったのは後半出だしのオンサイドキックでしょう。ということでコーチングから。 まず、オンサイドに完全にSTが意表をつかれていました。明らかに全く予期していなかった。確かにサプライズオンサイドではありますが、これは注意不足とコーチングの問題と言われても仕方ないでしょう。 次に、物議をかもすかもしれない判断2点。まず前半終了間際に行かなかったこと。個人的には位置的に行かなかったことはその時点では正解だと思いました。これは後半頭がINDドライブであることを計算に入れてましたし、結果的には失敗といっても仕方ない判断でしたが。ドライブとして問題なのは、時間を使いきれなかったことでしょう。まあ、巡りあわせと言ってしまうとなんですが、3rdダウンで3y以上残ってたらパスでクリアに行っていたのではないかと思います(それでクリアできたかはわかりませんが)。2ndダウンのランが出た、でも更新はならなかった。結果的に3rdアンド1からランで行って更新失敗しましたが、あの1yはそれで取れると踏んでのランプレイだったと思います。まあ、それが取れないのがINDだったりするわけですが。。。 次にMatt StoverのFG失敗。自分的には4thアンド11、ぎりぎり射程圏、まあ蹴らせるかなと思いました。これはここまで40-50yでの安定性を観てきたため、ぎりぎり行けるかと感じたため。そしてパントではMcAfeeがコントロールしきれるか微妙と思ったのと、ギャンブル行ったとしたらカバーに来られたときに11yをクリアできるかはかなり怪しいと思ったため、消極的ですがFGかな、と。 つまるところ、自分ならCaldwellと同じように負けただろうな、ということですね(爆)。STのコーチングだけどうにかならなかったかな、というくらいです。もっともチャットではStoverのFGは1対2で反対意見優勢でしたしw、Caldwellも私も間違ってたのでしょう(爆)。 全般的には後の先を取りに行き過ぎて、一瞬の仕掛けの前にペースを見失ったという印象はあります。最悪なのがハーフタイム直後にやられたこと。その後はNOの方が終始脚色がよかった試合だと思います。 オフェンス。 実質7シリーズしかなかったとはいえ、17点では不足していたのは間違いありません。進んではいたんですけどね。なぜそうなったかといえば、ところどころのロスのプレイ、ミスが響いたとしか言いようがありません。 ランは全般的に出ていましたが、要所でのロスが痛かったです。 まず前半3本目、10-3でリードしていたシリーズ。いきなりAddaiのランが出て2ndアンド1。普通に進む気配が十分していました。しかしここからAddaiのランが大きくロス(Gijon Robinsonが取りそこなったのが効いたかな)。3rdダウンでPierre Garconが落球したのも痛かったですが、2ndダウンのこのロスは痛かったなと感じます。そして先述の前半終了間際の3rdアンド1でのノーゲイン、これもドライブキラーでした。個人的にはここで10-3のまま前半を終え、後半最初のオンサイドさえリカバーできていれば勝っていたと見ています。 Joseph Addaiのパフォーマンス自体はよかったと思います。随所でタックルを外して、いいカットも見せていいゲインを見せていました。 兄者は基本的にはいいプレイをしていたと思います。注釈がつくとしたら、3プレイほどかな。 まずStoverのFGミスの前のCollieへのパス。マッチアップで優位のはずのCollieとVilmaのマッチアップを狙ったのでしょうけど、完全にカバーされていました。手前のClarkが空いていたので、見切ってFGで我慢しに行けばStoverが決めることもできたかな、と思います。もっとも、あの状況で3点取りに行くか、7点取りに行くかというと7点欲しい場面ではありましたし、気持ち的にはわかる気はします。 そしてINTのパスですが、Wayneの内のCollieが空いてるようには見えました。ルート的にはWayneがもっと内へ切ってくるはずのルートだった気もしますが、Tracy Porterは完全に反応しており、仮にWayneがもっと内に来ていても通すのは難しかった気が。ブリッツは入っており、あまり両者を見るだけの余裕はなかったかもしれませんが、ブリッツ入ってスラントのCollieが空いてただけに見れなかったかな、と。 後は最後のシリーズの1stダウン。投げ捨てでいい場面、あわやINTのパスを放ってしまいました。やはり焦りがあったのでしょうね。 しかし、兄者らしいパスも随所に見せてくれました。最後のシリーズも2ndダウンでのCollieを狙った判断はあってますし(はたかれましたが)、なんだかんだで4thダウンでWayneが取ってればTDでしたし。そこから引っくり返せたかはさておき。他にも前半TDドライブでのGarconへのディープ、後半TDドライブでのClarkへのピンポイント、いかにも兄者というパスを何度も見せてくれました。パーフェクトではなかったかもしれませんが、しっかりしたプレイは見せてくれたと思います。 Reggie Wayneは試合を通して低調で、微妙に練習での膝の怪我の影響があったかもしれません。動きの切れが欠けていたように感じました。Tracy Porterにほぼ抑えられた格好です。Pierre Garconは落球は痛かったですが、ゴートゥーガイとして働いてくれたと思います。Austin Collieはちょっとマークを外すのに苦労していた印象だったんですが、終わってみれば6キャッチしてました。最初のドライブでの3rdダウンクリア、後半ラストドライブでの40yと二つ大きなキャッチをしています。そしてDallas Clarkもビッグプレイこそありませんでしたが、しっかりしたキャッチは見せてくれました。 OLはまあ及第の出来でしょうか。プレッシャーはそれなりにかけられてましたし、ランプレイでもところどころ割られており、結局それが最後に効いたわけですが。でも致命的なほどやられたマッチアップはありませんでした。 ディフェンス。 前半はNOに緊張があったこともあり、落球やミスがあって止まりました。ただ、この時点でもどちらかといえばNOが自滅していた印象で、止めていたという印象は正直薄かったです。基本的にBreesにプレッシャーをかけることができず自由にプレイさせてしまいました。あと、後半はLB陣/セカンダリも少しバテたか、ちょっとRACを許すプレイが増えました。取られるのは仕方ないけど、もうちょっとパニッシュヒットを食らわせて欲しかった。 基本的にゾーンの見極めがうまいMarques Coltstonにやられて、さらにDevery Hendersonにもやられました。奥を取られないようにプレイしたこと自体はそう間違いではないと思います。ただ後半は本当にプレッシャーがかからなくなった分、それをノーミスで遂行されました。毎プレイ7-8yをゲインされ、ミスもしないので仕掛けどころを見失ったような印象でした。NOは後半ランプレイもほとんど使わなくなり、ショート~ミドルのゾーンにひたすらパスを投げてきました。せめてRACを止めて3rdダウンまで持っていけてればなあ、、、 時間がある中でサイドライン際のカムバックを通されるのは、INDのタレント的にやむを得ないでしょう。ああしていなかったらどこかで奥一発を食らっていた気がします。あとブリッツを入れてもきっちり拾われるプレイがほとんどで、効果を上げていませんでした。あとは一つターンオーバーが欲しかった。前半の浮き足立ってる時なら取れそうだったんですけどね。 Dwight Freeneyは足首靭帯損傷を押して出場、前半はプレッシャーをかけてくれました。本当によくやってくれたと思います。 DL陣はやはりというかコントロールされたかな。Freeneyが抜けてからは本当にプレッシャーをかけられなくなりました。 Gary BrackettはちょっとNOのパッシング攻勢でカバーしきれない場面が目立ったでしょうか。でも4thダウンでのタックルなどの見せ場もありました。LB陣の中では一番いいカバーをしていたとは思います。後付ですが、前半でBreesの不用意なパスをINTしてくれていたら、、、 Clint SessionとPhillip Wheelerもちょっとミスタックルが目立った気も。まあでもある意味INDの特徴といえば特徴ではあります。Sessionをブリッツの時にMarques Colstonのカバーに回すのは少し無茶。でもSessionもマンの時にQB見てバックペダル踏んでたらダメですし、BushにRACを出されたりとちょっとミスが目立った感も。 Antoine Betheaはほとんど目立ちませんでした。一個Betheaが前に入り込んできてINT、というのが欲しかったのですが、BreesももっぱらSの前に投げてきてたので、パクるチャンスは少なそうでした。 Jacob Lacey, Jerraud Powers, Kelvin Hayden, Tim Jenningsはもうちょいカバーを頑張ってほしかった気もするものの、時間があって厳しいパスが多かったのも確かです。 スペシャルチーム。 まあ、オンサイドキックを決められたのはやはりコーチングの方の問題が大きいかと。ただ、それでもHank Baskettには捕って、捕って欲しかった、、、一回手の中に入ったんですけどね、、、その後脚の狭間に入ったボールを一番につかみにいったのはBaskettと思ったのですが、密集のなかでその後どうなったかはよくわかりませんでした。 あとChad Simpson、あの後ろ重心からのリターンはないだろ、、、細々したことですが、そういうことの積み重ねが大事。他にPat McAfeeはちょっとこの試合キックオフの距離が伸びなかった印象。まあ、カバーチームの頑張りで致命傷にはなりませんでしたが。Matt Stoverについては当然責められないでしょう。元々50yを決められると思って獲ったKではありません。 ともあれ、今年はスーパーボウルまで楽しませてくれた選手、コーチ陣、チーム関係者にまず感謝。でも栄冠には届かなかった。1/32はやはり難しい道のりだと思いますが、このチームはもう一つ先に行けるはず。 全員完璧ではなかった。そして、届かなかった。細々したことが徐々に降り積もっていったのと、NOの思い切りのいいコールで持って行かれた、そんな試合だったと思います。来年に向けて、ショートヤードを獲るプレイ、そして精度の高いパスアタックへの両DEのパスラッシュ以外の対策を練っていってほしいです。 GO COLTS!
by captain_harbaugh
| 2010-02-08 18:55
| Game Summary
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by captain_harbaugh
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