IND27-13DEN
総ヤードで完敗しながらもターンオーバーバトルで勝ち、4thダウンを3/4止めて勝ちました。 ディフェンス。 これをもって曲がるけど折れない、と言っていいものかはかなり微妙です。単純に、後ろスペースが広いとカバーが緩いからスカスカ通されてビッグプレイも許すけど、スペースがなくなればカバーが少しマシになって、ランも止めた分で止まったということでしょう。Bend not breakの思想って通されてもビッグプレイだけは許さずに、手数をかけさせる中でミスに乗じて止めるものだと思うのですが、この試合はビッグプレイを許しまくっているわけで、到底これをもって「曲がるけど折れない」とは言えない様な、、、 DENにとって不幸だったのはKnowshon Morenoが怪我してたことでしょう。Laurence Maroneyははっきりよくなく、スピードない、カットない、ボディバランスない、思い切りないと正直なんでDENが先発で使ったのかわかりませんでした。Buckhalterの方がよさげに見えました。ランがもう少しマシだったら、レッドゾーンで凌ぐことは難しかったでしょう。逆にIND的にレッドゾーンまで来ても決め手がないからいいという考え、、、だったのかな?にしてもあそこまでビッグプレイを許す理由にはならないよな。。。 この試合で気になったのは、まずマンカバーしているCBがやたらとボールとQBを見ながらカバーしているように見えたこと。これでレシーバーに一、二歩分引き離されているプレイが多かったと感じました。Jason Davidを少し思い出しましたw。4Qには少し改善されてたようには見えましたが、パスカットを狙ってはずして、タックルも出来ずに大きなRACを何度か許したこともあり、さすがにコーチ陣から指示が出たのかも。 あとは単純にスピードが足りてないのか上記QB見すぎで付ききれないのかはわかりませんが、Sのサポートがない場合は7yはクッション取ってたこと。当然カムバックパターンをカバーすることは不可能ですし、挙句にカムバックでパスを捕られたところで捕まえきれずに20y以上のRACを許すプレイが何度もありました。カムバック等の「こりゃ普通につけてりゃ捕られてもそこでとまるだろ」というパスパターンからのRACだけで100yは行かれてるんじゃないかと思います。 そしてパスラッシュも思いっきり不足。基本的にゾーンで守ったときにはパスラッシュがかからなければ、パスは通される宿命です。Dwight FreeneyがほとんどRyan Cladyに封じられましたし、FreeneyとMathis以外が一対一を抜くことはやはり期待できないです。もうちょっとこうスピード頼りだけでない、OLとの一対一を制するテクニックを磨いてくれないですかねえ、、、ランストップ用のAntonio JohnsonやDaniel Muirはともかく、Eric FosterやKeyunta Dawsonにはもう少し突破力を期待したいのですが。ブリッツはたまにブロッカーフリーが出来ていたプレイで突破するにとどまりました。 プレイ的な問題としては、DENが途中で使ってきた7人プロテクトで縦に2人以上のパターン。LloydへのTDパスを決められたパターンです。この時は4人ラッシュでしたが、Freeneyがいないタイミングでもあり、パスプロは当然のように磐石で4秒以上持たされてました。ただ、それでもLloydには二人カバーがつく形になっていました。しかしディープに残っていたMelvin Bullittは反応が遅れてサポートとして機能せず、Powersも抜かれてTD。こういうマックスプロテクトから縦に走らせて奥を狙うプレイでBullittサイドを狙われると今後もちょっとやばそうと感じました。もちろんこのプレイではOrtonのパス精度も素晴らしかったのですが。 オフェンス。 やはりまっとうなフロントを使われた場合IND OLは押せないなあ、と再認識した試合でした。NYG戦はやはりダイムベースであったことと、DTが弱かったことが効いていたようです。Jamal WilliamsやJustin Bannanにしっかり中央を抑えられ、この二人に対してはダブルチームでもなかなか押せずに苦戦しました。過去のトラウマ的にJamalが気になっていたのですが、この試合ではBannanが非常に効いていたと思います。ほかのDEN LB陣を押すこともなかなかままなりませんでした。2TEセットで2DL-5LBに対しても押せないしw。ということでランはこちらも20回41yとほぼ封じられました。Robert Ayers、Mario Hagganが何度もいいプレイをしていたと思います。というかこんなにいいプレイヤーだったっけ。それともIND OLが悪いだけなのか。ブロック強化用のBrody Eldridgeもこの試合では苦戦していました。まあ、一応ロスは少なかったのですが、、、 ただ、押せないものの兄者へのプレッシャーは少なかったです。18to88さんのコメントでもありましたが、LG-Cの伝達については時々フェイクを入れることで、DEN DLにタイミングを合わせてのラッシュはかけさせていませんでした。そのためもともとパスラッシャーが不足していることもあり、DENが突破してくることも少なかったです。 むしろ見切りが早すぎると感じたプレイが多く感じました。DENはそのパスラッシャー不足の中でプレッシャーをかけに行くのはあきらめ、カバーに徹してきました。このカバーはかなりよく、パスを捕ったレシーバーがギャングタックルを受けるのもしばしば。それで落とさなかったClarkやCollieは偉いですが、INDもDENも同じ7人カバーでなぜこうも違うのかと思わずにもいられませんでした。まあそこはやはりスピード派WRがいない分、ディープをさほどケアしなくてよく、WRとのクッションを少なめに出来ていたと言うことかも。 LBにもD.J.Williamsというスピードのあるタイプがいることを活かし、Addaiへのパスについてもしっかりカバーをしていました。そしてReggie WayneにはChamp Baileyをつけることで概ね対処されました。一つディープパスを通していますが、あれはピタリ付かれてる所に通す兄者と、ギリギリまでアクションを起こさないようにボールを捕れるWayneならではのパスで、Baileyのカバーはよかったと思います。その結果Dallas Clarkをダブルカバーされる形になり、Clarkの数字も伸びませんでした。 ということもあり、残ったAustin Collieをメインで使うことになりました。Collieはついにキャッチ数、ヤーデージでトップに立ったこともあり、今後はマークが厳しくなるかもしれませんが、それはそれでWayneとClarkを活かせるかと。この試合ではレシーバー全般としてほとんどドロップがなく、しっかりとスコアリングにつなげてくれました。 Blair WhiteはTDパスのときは「あいつ、内ばっかりマークしてるからコーナー行けば通る。パスくれ」と発言してしっかりコーナーパターンを決めました。学習能力は高そうです。試合前半で3rdダウンで少し戻りすぎたのを気にしたのか、その後でカムバックでパスを待って捕ろうとしたら今度はカットされるプレイがありましたが、この辺のカバーマンとの間合いとダウン更新のための感覚も今後学んで行って欲しいです。 スペシャルチーム。 Pat McAfeeはマイルハイという地の利を活かしてキックオフはすべてタッチバック。パントの方は大きなリターンを食らったパントもありましたが、ハングタイムは悪くなかったと思います。Justin Tryon除いてカバーチームのスピードが不足気味なほうが問題でしょうか。 今回の試合をスカウティングした上で、ディープに投げれるQBとスピードのあるWRを持ってるチームがどういう戦術を取ってくるかが興味があります。当面のスケジュールから見ると、Week6の@WASあたり。
by captain_harbaugh
| 2010-10-02 12:11
| Game Summary
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