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Preview - 2006 Week9 Indianapolis @ New England
決戦迫る。

昨年の歓喜からちょうど一年。再度Foxboroに乗り込んでのNE戦となります。月曜日は18:15からの放送のため定時ダッシュ確定ですw。

昨年と大分違うのは怪我人の状況で、NEはRichard Seymourが先週も休んでいるだけに危なそうです。とはいえ、SeymourがいなくてもJarvis Greenは十分に手強いです。
他にレシーバー陣やKevin FaulkといったBradyのパッシングアタックを与える面々にQuestionableが多いです。ここが何人出られるかで3rdダウン時の確率は大きく変わってくるでしょう。

一方Indyですが、昨年の勝利の立役者の一人Brandon Stokleyは欠場間違いなし。さらにRT Ryan Diemも結局金曜の練習まで休みました。Diemは「出られると思うんだけど」と言ってますが、かなり自己申告に近いもので、よくて五分五分。出られたとしてもパフォーマンスが落ちている可能性はあります。もし出られない場合、ルーキーCharlie Johnsonが先発とのことです。しかし、Johnsonはプレシーズンではパスプロテクトに大きな課題があったはずです。おかげでSorgiが痛んだという話も。どれだけOLコーチのHoward Muddが鍛えてくれたか次第ですが、Johnsonを出さなければならない場合、Ben Utechtはほぼスクリメージにはりつけておく必要があると思っています。
そしてディフェンスでは昨年Dillonからファンブルを奪ったランストップの切り札、Bob Sandersは金曜の練習を休んでいます。「多分Diemより状況が悪い」というDungy発言からしてもDoubtfulに近そうです。
一応それ以外のQuestionableの選手たちは、SのMatt GiordanoとスペシャルチームのKeith O'Neilを除いて出られそうです。DungyによるとGiordanoは「ほぼDoubtful」ということです。しかしSが薄い、、、

さて今期のNEですが、序盤もたつきましたが相変わらずというかシーズン中にずんずん強くなってきています。このチームの成長曲線はなんなんだろう、と思いますw。

INDオフェンス対NEディフェンス。
INDにとってはある意味Chicagoディフェンスより恐ろしい気がする、純正3-4ディフェンスです。LBに加えたJunior Seauは結構な存在感があり、相変わらずフロント7は強いです。とりあえずPeyton Manningをパニクらせることにかけては随一のNE D#相手に、今期キャリア最高の素晴らしいクォーターバッキングを見せているPeyton Manningがどう立ち向かうか。特に3-4の特性を活かした柔軟かつ力強いパスラッシュをどうさばくかが最大の課題です。
もちろんベースの4メンラッシュまではまず凌いでいかないといけませんが、Green/Colvinの左サイドは結構プレッシャーきつそうです。Dallas Clarkを左TEに置くかスロットに置くかで状況が変わりますが、このどちらかとDylan Gandyのマッチアップはウィークポイントと思います。

また、昨年はカバーに不安があったからかカバー重視でラッシュは平凡なものが多かったですが、今年はある程度カバー多目ながらも要所で一点突破を狙うブリッツをしかけてくるでしょう。ブリッツ入れるときはMike Vrabelがかなりの頻度で入ってくるでしょう。Vrabelは身体能力がすごいというわけではないと思うのですが、なんというか非常にうまいブリッツですっと抜けてきます。これをJake Scott、そしてDiem又はJohnsonがどこまでハンドリングできるか。RTとTE UtechtはTy Warrenの相手だけに追われる可能性もあるので、Scottがどれだけハンドリングできるかが課題です。ということで、問題は両Gがある程度発生してくる一対一をどこまで耐えられるか。試合見てると去年からは成長したように見えるのですが、4-3の相手とはスピードが違いますからね、、、

で、プレッシャーがかかりまくってPeyton Manningが想定外の世界に連れて行かれたときのことは考えないことにしておいて(爆)、パスターゲットについては、Reggie WayneとMarvin Harrisonの二人はダブルカバーされることが多くなるでしょう。ある程度WayneとHarrisonへのディープも狙っていく必要がありますが、ダブルカバーの網にだけはかからないようにする必要があります。昨年見せたDallas ClarkとMarvin Harrisonのダブルポストとか、WayneがGoでスロットからClarkがポストとか、一対一を作りつつそれを把握しやすいパスを使いたいところ。まあ、やつらは頭がいいので、「Clarkに一瞬釣られた振りをしてうまくマークを渡してダブルカバー」なんてこともありそうですが。
また、NEディフェンスの弱点としてはLB陣のスピードがそれほどではないことだと思ってます。Dallas Clark、そしてJoseph Addaiがどれだけアンダーニースのゾーンで暴れられるかが肝になると見ています。この二人のスピードはたぶんNEのLB陣より上です。Clarkもそうですが、Addaiも走りながらもパスをキャッチできてRACもあるので、うまくハマれば「アンダーニースに投げさせて取らせた瞬間に当たる」というNEのフィロソフィーを崩せます。Addaiはパスプロをアサインされていてもブリッツが入らなかったらすっと出ることもできるので、ここで3メンラッシュしか入れないような場合にうまくルートに出てスピードでミスタックルを誘発できるようだとかなり優位に立てます。とはいえ、NEのLB陣はほとんどミスタックルをしないんですが。

あとは外のランですが、Rosevelt Colvinは力が強く、昨年もDallas Clarkのランブロックを圧倒してたので今年よく出ている左サイドのオープンが出にくいかもしれません。ここが出せるとぐんと楽になるのですが、、、
内のランは外とパスカバーを意識させることができれば出るでしょう。逆に敢えてNEが内はある程度進ませていい、という守り方をする気もしますが。

INDディフェンス対NEオフェンス。
MIN戦での「ラン守備が強い相手ならパスを投げればいいじゃない」というプレイコールはまさにNEの面目躍如。合理的に相手の弱いところを徹底して突いてくるのがNEオフェンスの基本です。ということで、当たり前ですがラン守備最強のMIN相手のコールとラン守備最弱のIND相手のコールはまったく違ってきます。

ということで当然ながら基本はランでコントロールしてくると思うのですが、それを効果的にするためにゴリゴリ来るだけでなくBradyのパスをうまく撒き餌に使ってくるでしょう。MIN戦でのパスアタックを見ると、パスを十分意識付けできるだけの脅威があります。守備が少しそれで外に広げる意識を持ったとき、一番怖いのはLawrence Maroneyの中央へのランです。スピード十分で、バランスも結構いいので、おそらくINDのLB陣のタックルが少し遅れて中途半端になったら平気で弾き飛ばしてSまで到達するでしょう。Bob Sandersの出場も期待できないので、Mike Bellにずこずこ抜かれた再現になります。なんとか、Anthony McFarland辺りにもう少し腕を上手に使って絡んでほしいところですが。

パスについてはTom Bradyとレシーバー陣の呼吸はかなり合ってきているようです。Bradyはゾーンの隙間に投げることもできれば、ディープ一発も投げられます。現在のINDの4メンラッシュは届かない可能性の方が高そうですし、そのときには基本的にはパスが通ってしまいそうです。ましてやランが出てLBがスクリメージ近くに上がった場合はLBとSの間をズタズタにされるでしょう。ということで、、、Ben Watsonは落球2回以上がノルマということで(をい)。

まとめ
客観的に見ると、不安の残るIND O#対NE D#に対し、相手ミスがなければ基本的にとまらなそうなNE O#対IND D#という評価で、NE有利でしょう。
で、試合予想ですが、30-27でINDの勝ち(爆)。Gostkowskiが一本FGを外して、試合終了間際にAdam Vinatieriが劇的なFGを決めてINDが勝ちますw。

ここで下手な負け方をするとNEがそのまま最後まで突っ走りそうな気がしてしょうがないのでw。そろそろ一回負けてもいい気もしていますが、あくまでNE戦以外でw。
by captain_harbaugh | 2006-11-05 17:10 | Preview
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