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感想 - 2006 Week15 Cincinati @ Indianapolis
Tony Dungyが「シーズンを決める試合だ」と言っていた試合。



オフェンス、ディフェンス共にいい仕事しました。

ディフェンスは正直30点以内に抑えれば上出来と思っていましたが、パントレシーブでのファンブルからTDを取られた以外はTDゼロ。あのCIN相手と考えれば上出来でしょう。ランストップでもところどころタックルミスはあったものの、速さを活かして集散で止めることも多かったです。Rudi Johnsonがカット一発で抜くタイプじゃないのも幸いした気もしますが、とにかく相手ランを平均4.4y(INDにしてはかなりいい方)で抑えたのは少しは自信になるでしょう。SLBに入ったRob Morrisもなかなかいい形でランストップに貢献してました。久々にタックル数の上位3人がLB、という結果になったのはよかったです。
パスについてはPalmerのパス精度が若干悪かった気がします。これはやはり最初のDwight Freeneyのサック&ファンブルフォースが効いたと思います。Freeneyは試合を通して対面のルーキー Andrew Whitworthに対し優位にたっており、3サック+3ファンブルフォース+いくつかのQBハリーを記録。Freeneyにとっての今シーズンベストゲームです。そして途中からはWillie Andersonも抜けたため、Robert Mathisも存在感を発揮しました。これらのプレッシャーが若干精度を落とすことにつながったと思いますし、DB陣のカバーも思ったよりよかったです。Dexter ReidとMatt Giordanoが先発したS陣はどうなるかと思ってましたが、思っていたよりいいカバーをしてくれました。

オフェンスはとにかく落球と反則が少なかったことに尽きます。CINは引き気味のゾーンディフェンスが主体で、アンダーニースが空いていた上にバンプ等も少なく、結果としてショートパスをつないでいく展開になりました。刻んでいくことが多かっただけにミスは許されませんでしたが、Ben UtechtもAaron Mooreheadも確実なレシーブを見せてくれました。この二人については正直「信頼しづらいなー」と思ってたんですが、個人的評価アップしました。ディフェンスとの間が大抵大きく空いていたこともありますが、Peyton Manningも取りやすいところにしっかりパスを配給していました。
特にいいと思ったのは、Marvin Harrisonの最初のTDパス。Marvin Harrisonはスラントから真ん中の二人のゾーンの隙間に走りこんできていますが、隙間に入った瞬間に少しスピードを緩めており、そこにPeyton Manningがギリギリディフェンスが届かない真ん中の位置にどんぴしゃのパス。まさに同じページを見ている、という長年培ってきた連携を感じさせました。
一方で少し不安を残したのがランオフェンス。肝心な場面でどうにも押し切れないことが多かったです。浮かせたDLの選手が間に合ってしまうようなケースもありましたが、相手が引き気味ゾーン主体なのだからもう少しランを出したかったところです。ただ、Dominc RhodesもJoseph Addaiもショートヤードのパッシングゲームでは確実なレシーブとYACで貢献してくれました。

いくらか粗はありますが、今出来る中でベストに近い試合でしょう。また控えクラスの面々がそれなりに貢献してくれたことも収穫と思います。
by captain_harbaugh | 2006-12-20 22:04 | Game Summary
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