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感想 - 2008 Week10 Indianapolis@Pittsburgh
少し



運気が向いてきた?
ここまでチップしたパスは片っ端から相手に取られてきましたが、この試合では逆転したようにIND側が取りましたw。

ディフェンス。
どこかでターンオーバーを奪う必要があるとは思ってましたが、それはむしろゾーン+両DEの奮起という形で行くのがベストと考えていました。しかし、この試合は敢えてブリッツを結構入れ、また珍しくそのブリッツがよく届きました。3rdダウンまで辛抱し、3rdダウンでは思い切ったブリッツを入れていました。3rdダウンはほぼパスしかなく、今のPITのOLやRBのピック力ならブリッツでプレッシャーは十分かけられる、という読みがあったのでしょう。そしてプレッシャーをかければBenがどこかでミスする、という読みも。
PITはこの試合ショットガンを結構多用しましたが、恐れていたガンからのドローは1回もありませんでした。途中からはショットガン相手にはかなりDLをびろんと広げてラッシュに行ってますね。
3rdダウンを作るまで短いところで辛抱するのはかなりのところまで機能したと思います。一回3rdアンド9でMooreに通されたパスからRACで更新されたのだけはなんだかな、と思いましたが、それ以外はほとんどRACを許していないと思います。
この試合のMVPはKeiwan Ratliffでしょう。一度も裏を取られることがなくショートゲインに留め続け、きっちりとタックルもし続けました。前半終了間際のINTも非常に大きなプレイですが、Santonio Holmesへのディープをカットしたプレイも非常に大きかったです。INTのプレイはBenがきっちり奥に投げてたら危なかったかもしれませんがw。ビッグプレイを防ぐ、短いところできっちり止める、ターンオーバーを奪う、という自分が頭で描いていた通りのプレイをしてくれました。
ちなみにDante Hughesはアクティブになってました。Ratliffに勝てないどころか、ニッケルではかなり動きがぎこちないAntoine Betheaにも負けているというだとすると、今後についても期待薄かもしれません、、、
DT Eric Fosterは大きな大きなゴール前ストップを決めました。ちなみにこの中央のブラスト、そこまでも同じプレイを3,4回やられていますw。最初の2回はFosterは相手に触る前からつぶれて、あっさりMooreに突破されました。もうビデオでも見てるかのように同じように(爆)。それが3Qの場面では、2ndダウン・3rdダウンと立て続けに潜り込む形でOGとOTの間を突破、Mooreを止めました。PITが同じプレイをしてきたことも要因ではありますがw、きっちりやり返して試合の流れを変える大きなプレイを決めてくれました。
新加入のDT Antonio Johnsonもいい活躍をしていました。中央をきっちりと塞ぎ、1stダウンのMooreのランをとめることに大きく貢献しています。

オフェンス。
OLはパスプロ面ではよく頑張ってくれたと思います。Aaron Smithに食らったサックはDiemが抜かれたものの基本カバレッジサックと思いますし、Tony UgohがJames Harrisonにちょこちょこ抜かれてましたが、基本的にはかなり危なげなく4,5秒持たせていたように感じます。Lamarr Woodleyがいなかったことやブリッツが激しくなかったことも大きかったとは思いますが、パスプロについては十分いい仕事をしたと思います。
PITは途中からかなりカバー重視気味にきていて、レシーバーがなかなか空きませんでした。Reggie WayneはIke Taylorをなかなか振り切れませんでしたし、Marvin Harrisonは空いてなかったわけでもないですがキャッチし切れませんでした。特にHarrisonの落球はTDに結びつきそうなものが多かった上、イージーとは言わないまでも手には当てているだけに、捕ってほしかったですね。クイックネスやスピードが失われたのは仕方ないですが、キャッチ時の集中力だけでも取り戻して欲しいです。
Peyton Manningは危なっかしいパスもありましたが、ワイドオープンになっていない以上あそこに投げなければ仕方ないという面もありました。Ike Taylorに弾かれたパスが丁度Wayneのところにとんできたのはラッキーでしたがw、本当にやばかったのはPolamaluにINTされかかったパスくらいでしょう。要所でさすがのパスも決めていますし、最後のDominic Rhodesへふわりとどんぴしゃで落としたパスなどは見事だったと思います。
ランはあまり出なかったですね。普通にOLは押せてなかったです。相手のパーソネルを見てDB多い時にランに切り替えた時でもあっさりロスしてたりしたのが、、、Tony UgohやMike Pollakにもう少し粘りのあるブロックが欲しい、、、現状のOLではJoseph Addaiのデイライトより勢いよくスクリメージに突っ込むDominic Rhodesの方が有効ですね。
まあ真ん中のランを出せないというのは大きな反省材料として、基本的には3WRで広げ気味にしたときの方が出ていましたし、ドローをもう少し使っていってもよかったかも。ショットガンからパスばかりというのはやはりディフェンスしやすい、というのはPITが示してくれましたし。

コーチ陣が用意したゲームプランが当たって接戦に持ち込み、ノーネームの面々がいい仕事をしてもたらしたチャンスをものにしました。ランオフェンスやHarrisonといった懸念点もありますが、いい勝ち方だったと思います。
by captain_harbaugh | 2008-11-12 08:13 | Game Summary
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